今朝、ちょっといつもとは違う鳥の声がしました。ベランダからのぞくと、ブラックベリーのところに2羽ヒヨドリがいて逃げません。
すぐに外に出てみると、パッと飛び立ち、1羽は近くの木にとまりました。いつものヒヨドリとは色が違います。ヒナです!親の方はまたブラックベリーに戻っています。
私がいるのにヒナがブラックベリーの親の元へ飛び、その後すぐに2羽は屋根に移りました。
1羽の口にはブラックベリーの黒い実が見え、それをヒナにあげているのが見えました。
子育てに一生懸命のヒヨドリ。何個でも持っていっていいよ、と言いたくなりました。
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日本野鳥の会がオンラインで開催している野鳥講座があり、参加したところ、子育て中の野鳥は交通事故に会うことも多いということを知りました。
それだけ子育ての餌を探すのは必死で大変ということなのでしょう。
野鳥、特に小鳥の寿命は短いので、今出会えている鳥は一期一会なのかもしれません。
ヒヨドリはさえずらないそうです。そういえば、ヒヨドリのさえずりって聞いたことがない。
今の私の課題は、キビタキとオオルリとクロツグミのさえずりが聞き分けられるようになること。比べて聞くと違いがわかるのですが、山の中で聞くと本当にわかりません。でも、人は美しいさえずりは癒やされますが、鳥にとってはメスにアピール、なわばりを主張するためにさえずるので、さえずっている鳥は朗々と歌っているという感じじゃないのかも。
夏に渡ってくるキビタキの体重はたったの15gしかありませんが、鳥は体重の1g分で200kmも飛ぶことができるのだとか。こんなに小さい体ですごい能力です。
キビタキはフィリピンの方から来るらしいですが、飛んで渡ってくるうちに海に落ちて命を落としてしまう鳥も多いそうなので、もし、夏の山で美しい黒と黄色の鳥を見たら、無事渡ってくることのできた個体。そんなキビタキに出会えた瞬間がとても大事に思えます。そして、日本で巣立った子供も無事、南にたどり着けることを祈っています。
そういえば、最近メジロを見かけない。私が気づかないだけかな?